scoreboard

スコアボードは各プレイヤーごとの複数の数値データを保存できるシステムです。
指定できるスコア値は-2,147,483,648~2,147,483,647の間です。
マインクラフトが用意済みのスコアボードがあり、またユーザが自由に作成することも出来ます。

 

/scoreboard objectives add <スコア名> <区分> [表示名]

 

ワールドにスコア名のスコアボードオブジェクトを新規作成します。

 

スコア名
任意のスコアボードオブジェクトの内部名。16バイト以下である必要があります。
区分
スコアボードオブジェクトの種類を選択します。
区分 説明
dummy コマンドのみ、つまりOP権限の有る方法でのみ数値を書き込むことが出来るスコア。プレイヤーの死亡等でスコアはクリアされません。
trigger OP権限の無いプレイヤーでもコマンドの実行を通じて1回だけ書き込むことが出来るスコア。scoreboard players enableの実行が必要です。プレイヤーの死亡等でスコアはクリアされません。
deathCount プレイヤーの死んだ回数を記録するスコア。
playerKillCount プレイヤーが他のプレイヤーを殺した回数を記録するスコア。
totalKillCount プレイヤーがMobや他のプレイヤーを殺した回数を記録するスコア。
health プレイヤーの体力をハート半分を1として換算した数字で記録するスコア。オブジェクトが作成されてから体力が増減するまで0で表示されることがあります。コマンドでこのスコアを変更することはできません。
表示名
画面に表示するための任意の外部名。32バイト以下である必要があります。

 

/scoreboard objectives remove <スコア名>

 

指定した名前のスコアボードオブジェクトを削除します。

 

/scoreboard objectives list

 

現在存在しているスコアボードオブジェクトのリストを表示します。

 

/scoreboard objectives setdisplay <list|sidebar|belowName> [スコア名]

 

スコアを指定した方法で表示されるようにします。
それぞれの表示スロットについて表示できるスコアボードオブジェクトは1つのみで、最後に実行されたsetdisplayが有効になる。
スコア名を省略すると画面からクリアされます。

 

list
tabキーを押したとき画面中央に表示する。
sidebar
常時画面右側に表示する。
belowName
プレイヤーの名前の下に表示する。マルチプレイでのみ確認できる。

 

/scoreboard players set <プレイヤー名> <スコア名> <数値> [データタグ]

 

プレイヤーの指定スコア名のスコア値を、指定した値で上書きします。
なおプレイヤー名が # で始まる任意の名前のフェイクプレイヤーのスコアを保存することも可能です。

logo2

 

/scoreboard players add <プレイヤー名> <スコア名> <数値>

 

プレイヤーの指定スコア名のスコア値を加算します。

 

/scoreboard players remove <プレイヤー名> <スコア名> <数値>

 

プレイヤーの指定スコア名のスコア値を減算します。

 

/scoreboard players reset <プレイヤー名> [スコア名]

 

プレイヤーのスコアを0にリセットします。
スコア名を指定しない場合は全てのスコアを対象にします。

 

/scoreboard players list [プレイヤー名]
何らかのスコアボードオブジェクトが保存されているプレイヤーのリストを表示します。
プレイヤー名を指定した場合、そのプレイヤーのすべてのスコアが表示されます。

 

Ver1.8
/scoreboard players operation <プレイヤー名1> <スコア名1> <演算記号> <プレイヤー名2> <スコア名2>

 

プレイヤー1のスコア1に対して、プレイヤー2のスコア2の数値を使って計算をします。

 

演算記号
記号 計算
+= スコア1の値を、スコア2で加算した数値に変更します。
-= スコア1の値を、スコア2で減算した数値に変更します。
*= スコア1の値を、スコア2で乗算した数値に変更します。
/= スコア1の値を、スコア2で除算した数値に変更します。
%= スコア1の値を、スコア2で除算した余りの数値に変更します。
= スコア1の値を、スコア2と同じ数値に変更します。
< スコア1がスコア2より大きい場合、スコア2と同じ数値に変更します。
> スコア1がスコア2より小さい場合、スコア2と同じ数値に変更します。
>< スコア1とスコア2の値を入れ替えます。

 

Ver1.8
/scoreboard players enable <プレイヤー名> <スコア名>

 

区分がtriggerであるスコアボードオブジェクトに対して、指定プレイヤーに1回のみ書き込み権限を与える。
各プレイヤーが書き込むには trigger コマンドを使用する必要があります。

 

Ver1.8
/scoreboard players test <プレイヤー名> <スコア名> <最小値> [最大値]

 

指定スコアが最小値と最大値の間にあることを検知して信号を出力します。
最大値を省略した場合は、最小値以上であることを検知します。
最小値に * を指定した場合は、最大値以下であることを検知します。

 

/scoreboard teams add <チーム名> [表示名]

 

ワールドに任意のチーム名のチームを作成します。

 

/scoreboard teams remove <チーム名>

 

指定チームを削除します。

 

/scoreboard teams join <チーム名> [プレイヤー名]

 

プレイヤーを指定チームへ参加させます。
プレイヤー名を指定しなかった場合は、コマンドを実行したプレイヤーが参加します。

 

/scoreboard teams leave [プレイヤー名]

 

プレイヤーを指定チームから離脱させます。
プレイヤー名を指定しなかった場合は、コマンドを実行したプレイヤーが離脱します。

 

/scoreboard teams empty <チーム名>

 

指定チームから、属していたプレイヤー全員を離脱させます。

 

/scoreboard teams list [チーム名]

 

チーム名とチーム人数のリストを表示します。
チーム名を指定した場合、そのチームに属する全プレイヤー名を表示します。

 

/scoreboard teams option <チーム名> color <色>

 

指定チームのプレイヤーの、チャットログ・頭上の名前・スコア表示名の文字色を指定します。

 

色の種類
black/dark_blue/dark_green/dark_aqua/dark_red/dark_purple/gold/gray/dark_gray/blue/green/aqua/red/light_purple/yellow/white
デフォルトに戻す場合は reset を指定する。

 

/scoreboard teams option <チーム名> friendlyfire <true|false>

 

同じチーム内のプレイヤーで同士討ちが可能かを指定します。
true の場合は攻撃することが可能です。デフォルトは true です。

 

/scoreboard teams option <チーム名> seeFriendlyInvisibles <true|false>

 

エフェクト等によって透明状態となったプレイヤーについて、同チーム内のプレイヤーからは見えるかを指定します。
true の場合は半透明で表示されます。デフォルトは true です。

 

Ver1.8
/scoreboard teams option <チーム名> nametagVisibility <never|hideForOtherTeams|hideForOwnTeam|always>

 

プレイヤーの頭上に表示される名前を表示するかを指定できます。

 

never
他人の名前は全て表示されません。
hideForOtherTeams
他のチームの名前は表示されません。チームに所属していないプレイヤーには表示されます。
hideForOwnTeam
同じチームの名前は表示されません。
always
全員の名前が表示されます。デフォルト。

 

Ver1.8
/scoreboard teams option <チーム名> deathMessageVisibility <never|hideForOtherTeams|hideForOwnTeam|always>

 

死亡時のログを表示するかを指定できます。

 

never
他人の死亡ログは全て表示されません。
hideForOtherTeams
他のチームの死亡ログは表示されません。チームに所属していないプレイヤーには表示されます。
hideForOwnTeam
同じチームの死亡ログは表示されません。
always
全員の死亡ログが表示されます。デフォルト。